「宝塚市自然の家」樹木の説明

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樹木名は「アイウエオ」順に記載しています。 
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樹木名
科目 花期  取付日 
 特徴・名の由来 など
カナ   漢字
アカマツ
 
赤松  マツ科  4~5月   2023/9/16  樹皮が赤みを帯びる。 採油(根:松根油)。 
材は強く、建材として有用。 
アスナロ  翌檜 ヒノキ科   4~5月 2023/5/20   ヒノキに似ていることから「明日はヒノキになろう」の意 
アセビ  馬酔木  ツツジ科
2~5月  2022.11.19  馬がこの葉を食べると足がしびれる「あししびれ」が訛った。 
アラカシ  粗樫  ブナ科   4~5月  2023/9/16 枝や葉が野生的で荒々しく、大きく生えている樫の木。 建築材、公園樹 
イチョウ  公孫樹  イチョウ科  4~5月  2023/5/20  中国名の「鴨脚(ヤーチャオ)」の発音が元になっている 
イヌツゲ  犬黄楊   モチノキ科 6~7月  2023/5/20  ツゲ(印鑑、櫛、彫刻、将棋の駒の材料となる)と似ているため混同されがちだが、ツゲとは異なる、材が役に立たないとして「イヌ」が冠された。ただし、庭木としての利用はイヌツゲが圧倒的に多い。ツゲとの違いは葉の出方で、イヌツゲは互生(葉が互い違いに生える)で、ツゲは対性(葉が同じところから対になって生える)である。 
ウツギ 空木  ユキノシタ科  5~7月  2023/9/16   幹が空洞であるため「空木」が訛った。 木釘、楊枝、薬用(果実・葉・利尿) 日当たりの良い林縁、斜面に生える。 別名「ウノハナ」は旧暦の卯月に花が咲くことから。
ウメモドキ  梅擬  モチノキ   6月 2023/9/16  葉や枝ぶりが梅の木に似ているため名がついた。 湿り気のある落葉樹林内や水辺に生える。 花は直径4mmでピンク色を帯び、落葉しても赤い実が残り、庭木としても利用される 
ウラジロ 裏白 ウラジロ科 2023/9/16 葉の裏が白い
ウリカエデ   瓜楓  カエデ科  4~5月  2023/11/18   樹皮がウリ(瓜)の果皮に似ている。 器具材として利用。
オオモミジ 大紅葉 カエデ科  4~5月 2023/5/20 秋に草木が黄色や赤色に変わることを意味する動詞「もみず」の名詞
イロハモミジより葉が大きいため
カイズカイブキ  貝塚伊吹  ヒノキ科  4~5月   2023/5/20  イブキの園芸品種で、大阪の貝塚で作られたから
樹形が巻貝のように見えることから
カキ   柿 カキノキ科  5~6月 2023/9/16   実の赤い色から「アカキ」 実が堅いので「カタキ(堅)」 実がつやつやとして輝いていので「カカヤキ(輝き)」
カンサイスノキ  関西酢の木  ツツジ科  5~6月  2023/5/20   葉を噛むと酸っぱい。西日本に分布しているスノキの意。 果実は直径8mmで紫黒色に熟し食べられる。
キンモクセイ  金木犀  モクセイ科  9~10月   2023/5/20  樹皮 が動物の サイ (犀)の足に似ていることから中国で「木犀」と名付けられ、 ギンモクセイ の白い花色に対して、橙黄色の花を金色に見立てて キンモクセイ という
クスノキ  楠  クスノキ科  9~10月  2023/11/18    枝葉をちぎるとハッカのような芳香を放つのが特徴
クスシキキ(奇木)、クスノキ(薫木)、クサイキ(臭い木)、クスリノキ(薬の木)が転化したとするのが主だが、いずれもこの木が持つ葉の香り及び性質に着目したものと考えられる。
クリ  栗  ブナ科  6~7月   2023/5/20  「黒い実」から「クリ」へと転じた、古語で石を意味する「クリ」から付いた等所説あり。 食用(果実)。 材は耐久性が高く、材木や家屋の土台に用いられる。
 クロモジ  黒文字  クスノキ科  3~4月  2023/9/16    樹皮の黒い斑点を文字に見立てた。 高級爪楊枝、枝や葉は湿疹、胃炎に薬用として利用。
ケヤキ ニレ科 4~5月  2023/11/18  "樹形がほうき形で美しく、よく目立つので「けやけき(顕著な木)」が訛った。 建築材、器具材。 材は堅く、木目が美しい。 街路樹など植栽が多いが、本来は川沿いなどやや湿った場所に生える。 "
 コナラ   小楢  ブナ科  4~5月   2022/11/19    ミズナラの別名を「オオナラ(大楢)」というのに対して、比較的小さいので「コナラ(小楢)」となった。 薪炭材、器具材、シイタケの原木に利用。
コバノミツバツツジ 小葉三躑躅 ツツジ科 4月 2023/11/18  葉が3枚輪生し、他のミツバツツジよりも葉が小さいのでこの名がついた。 桜の開花と同じ頃開花する。
 サルスベリ 百日紅/猿滑  ミソハギ科   6~9月  2022/11/19  幹は樹皮が剥げ落ちてツルツルしており、木登りが得意な猿さえも登るのが難しいとして「猿滑り」と名付けられた
サンゴジユ  珊瑚樹   ガマズミ科  6月 2022/11/19   赤い果実がたくさんついた様子を珊瑚に見立てた
シシガシラ   獅子頭 シンガシラ科    2023/11/18    斜面に生えていることが多く葉が 放射状に広がり垂れ下がる様子を獅子のたてがみに見立てた
ソメイヨシノ 染井吉野 バラ科  3~4月   2023/9/1 江戸染井村の植木屋から「吉野桜」として売り出されたことから名がついた。
ソヨゴ 冬青 モチノキ科 6~7月 2022/11/19 葉が風に吹かれてソヨソヨト音を立てる。器具材、床材として利用。サクランボのような果柄の長い果実が特徴。
タカノツメ  鷹の爪  ウコギ科   5~6月    2023/11/18   冬芽が鷹の爪に似ていることからこの名がついた。 別名イモノキは枝がもろいことに由来する。 晩秋に透明感のある黄色に黄葉する。
 タラノキ  楤木 ウコギ科   8~9月  2023/11/18   樹皮が鱈に似ているとか、ウドに似る木ということでウドの朝鮮語ツチタラからついた等所説あり。 幹が鋭いトゲに覆われているので、オニノカナボウ、ヘビノボラズ、トリトマラズなどの別名がある。 新芽は山菜の王様タラの芽。 材は箱、机、下駄、マッチ軸木等小細工物に利用。
チャノキ  茶ノ木  ツバキ科  10~11月   2022/11/19  奈良~平安時代に中国から薬用として渡来し、鎌倉時代の禅僧によって新芽を摘んで日本茶にする喫茶の文化が普及した。いかにも日本的な花木だが、茶という名称は漢名「茶」の音読みに由来する。
ツクシハギ  
筑紫萩
 マメ科  8~10月  2023/5/20  花の色が淡い紅紫色で白さが目立ち、ツヤが出ていることと、葉がすこし細身で厚みがある。 名前の由来は、初めて発見された場所が福岡県であることから。
ナツハゼ 夏櫨
ツツジ科 5~6月   2023/9/16  夏に 強い日差しに当たるとハゼノキ のように葉が赤くなるため。 果実は直径5mmで秋に黒く熟し、ブルーベリーのように甘酸っぱく美味。
ヌルデ  白膠木   ウルシ科 8~9月 2023/9/16   幹を傷つけて出てくる白い汁を塗料として利用した。 器具材や虫こぶを歯痛、切り傷の薬用として利用した。 
ネジキ 捩木 ツツジ科 5~7月 2023/5/20 幹がねじれていることから名がついた。 床材や薪炭材として利用。 尾根筋や日当たりのよい林縁に生える。
ハゼノキ  櫨の木  ウルシ科   5~6月   2023/9/16   果実から木蝋(もくろう)が作られるためロウノキの別名がついた。 蝋(種子)、器具材として利用。
ヒサカキ  姫榊  モッコク科   3~4月 2023/9/16    サカキに比べて小ぶりなので「姫榊」となった。 神事、器具材、薪炭材として利用。 花の匂いは強く、花期には独特の匂いに包まれる。
 ヒノキ 檜 /桧  ヒノキ科 3~4月  2023/5/20   火が付きやすいので「火の木」。 最高の木を意味する「日の木」や、神社の用材となることを意味する「霊(ひ)の木」、あるいは葉が小さいことを表す「姫葉之木」を由来とする説もある。
ヒメユズリハ 姫譲葉 トウダイグサ科 5~8月 2023/5/20 新しい葉が出る頃、古い葉が譲るように落葉する。 ヒメは小さいという意味。 海岸地帯の照葉樹林で見られる。
ヒメヤシャブシ 姫夜叉五倍子 カバノキ科 3~4月  2023/11/18  小ぶりなヤシャブシで、実が小さい。 痩せた山野に生える。 別名ハゲシバリは崩壊地を防ぐために植えたことからついた。 緑化樹、砂防樹。
メタセコイヤ スギ科(又はヒノキ科) スギ科/ヒノキ科 2~4月 2022/11/19 「絶滅した後になって発見された杉」という意味。 白亜紀から古第三紀にかけて北半球に広く分布し、日本にも自生していたことが化石から判っているが、約80万年前の新第三紀、気候変動によって絶滅したと考えられていた。
1950年、中国西南部から日本に渡来。
モミ 樅の木 マツ科 5~6月   2023/9/16   古名の「臣木」が変化してモミの木になった
ヤマウルシ 山漆 ウルシ科 5~6月  2023/9/16   山に生えるウルシ。 塗料(漆)として利用。 果実は直径4~6mmで毛で覆われている。
ヤマグワ 山桑 クワ科 4~5月  2023/10/26
養蚕で葉がカイコに食べられる(食われる)様をあらわしたとも
日本でいう桑はほぼヤマグワのことを指す(
 ヤマボウシ 山法師   ミズキ科 5~7月   2023/11/18    花は白い(ピンク)花びらのような総苞片の中心にある淡い黄緑色の球体で、この球体を法師の頭に、4枚の総苞片を頭巾に見立て、かつて山法師と呼ばれた比叡山延歴寺の僧兵にちなんでヤマボウシと名付けられた
リョウブ 令法 リョウブ科 6~8月 2022.11.19 昔から若葉を食用としていたため、律令時代に飢饉時の備えとして、リョウブの採取と貯蔵を命じた官令(令法)が発せられた。 建築材、薪炭材、食用として利用。